「聞こえのサポート講座」を開催しました!

  • IMG_8841
  • CIMG4400
  • CIMG4397
  • IMG_8826
  • IMG_8836
  • IMG_8838
平成30年度「聞こえのサポート講座」を2月3日と3月17日に開催し、両日併せて25名の方にご参加いただきました。
この講座は、地域生活において、聞こえに困難さのある方への聞こえのサポートの必要性についての啓発及び理解の促進を目的として平成27年度から開催しており、今年で4年目となります。
講師には、全国要約筆記問題研究会島根県支部の仲井直美さん、難聴講師の鹿野美幸さんにお越しいただきました。

今回の講座の内容は、①聴覚障がいについての基礎知識(耳のはたらきや「聞こえにくい」状態についての基本的な知識を学ぼう)、②当事者の体験談(「聞こえ」に困難さのある方が日常生活で困りやすい場面などについて、難聴講師の体験談を聞いて考えよう)、③筆談体験(文字によるコミュニケーションである筆談のポイントをおさえて、実際に筆談をやってみよう)を主な柱として、「まず知ること」そして「体験すること」を通じて聞こえのサポートについて「考える」きっかけとなるよう行いました。

今年度は啓発を目的とした体験講座という形での開催でしたが、来年度はより内容を深めたり、ステップアップしていくことができるような3回シリーズでの開催を予定しています。詳細が決まりましたら、改めてお知らせいたしますので興味・関心のある方は是非ご参加ください!

受講者の声(アンケートより)

●聴者にとって何気ない音(水の音やエアコンの音など)が、聞こえない方はどんな状況なのか、初めて想像することができました。
●筆談でのコミュニケーションがどんな人にも使えることが分かり参考になりました。
●丁寧に分かりやすく書くことは意外と難しかったです。自分の価値観だけで考えると、想像する幅が狭くなるなぁとも思いました。
●今回2回目の参加ですが、くりかえし講座を受けると忘れていることを思い出すことができました。
●相手の方にどういった配慮が必要なのかということに気づくことが大切だと思った。
●聞こえの困難さは、外見からは分かりにくいので色々な苦労、困難なことがおありと思います。まだまだ色々な不便なことも知りたいと思いました。
●実際にやってみないと分からない、気づけないことがたくさんあるので、体験出来て良かった。

「聞こえのサポート」とは?

「聞こえにくい」、「聞こえない」ことにより日常生活を送る上で感じる”困難さ”等について理解し、誰もが暮らしやすい地域づくりを広めていく心を持ち、筆談等の方法を活用して「聞く」「伝える」ことへのちょっとした援助や配慮を行うことです。